2012年6月6日水曜日

PRAY TOGETHER

ローマ人への手紙15章30節

30 兄弟たち。私たちの主イエス・キリストによって、また、御霊の愛によって切にお願いします。私のために、私とともに力を尽くして神に祈ってください。

キリスト者として、愛の具体的な行為のうちの一つがとりなしの祈りと言えるかもしれません。まず、相手に対して関心がなければ、力を尽くして祈ることはできません。さらに、自分自身が犠牲を払う必要もあります。祈りのための時間を割くことであったり、また、自分のやりたいことや自分のための祈りを後ろ回しにすることも考えられるでしょう。ですから、力を尽くして執り成すためには、何よりもここでパウロが語っているように愛なるお方「イエス・キリスト」によって、また「御霊の愛」によって満たされなければなりません。御霊を受けなければなりません。御霊を受けていないキリスト者は、不信仰や不従順な態度、また、神と人への愛も冷え、祈りも弱く形式的、口では立派なことを言ってはいても、律法的に、あるいは破壊的に人を批判したりします。しかし、「私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」(ローマ5:5)とあるように、聖霊を受けたキリスト者の祈りは、神の愛に支配されているので、もはや無力ではなく、熱心に、また涙をもって心から神に執り成します。そして、ここで大切なことは、それが単独ではなく、「共同」の祈りであることです。「私のために、私とともに力を尽くして神に祈ってください。」とあるように、「私とともに」力を尽くして祈ることです。このような御霊に満たされたキリスト者の共同の祈りがささげられる群れこそが、美しく麗しい教会の姿です。

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