エペソ6章10~14節
10 終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。
11 悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。
12 私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。
13 ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。
14 では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め(なさい)。
エペソの手紙の締めくくりは、「霊的な戦い」について書かれています。それは、敬虔に生きることを願うすべてのクリスチャンにとって決して避けては通れないことだからです。最近至る所でよく教会や牧師の批判をする声を聞きます。確かに責められる方にはそれなりの問題があるのでしょう。悔い改めなければならないことはしっかり悔い改める必要があります。しかし、相手を批判することで自らが正しいことをしているだなどと錯覚してはいけません。私たちが真に戦うべき敵を間違ってはいけません。「 私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」(12節)悪魔サタンの策略に乗って、裁き合い、罵り合うなら、それはサタンの思うつぼです。クリスチャンは神の武具を持って、この悪魔サタンと戦うのです。神の武具の第一番目は、真理の帯です。厳密にはこれは武器や防具ではありません。鎧の下に着る服を締めるものです。言わば、戦いの前の心構えを表わします。これまで学んできたように、一致と従順な信仰を決して忘れてはいけません。人の義ではなく真理の御言葉こそに権威があることを忘れてはいけません。そして、真理そのものであるイエス・キリストからそれてはいけません。
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