ヨハネの手紙第一5章16節~21節
16 だれでも兄弟が死に至らない罪を犯しているのを見たなら、神に求めなさい。そうすれば神はその人のために、死に至らない罪を犯している人々に、いのちをお与えになります。死に至る罪があります。この罪については、願うようにとは言いません。
17 不正はみな罪ですが 、死に至らない罪があります。
18 神によって生まれた者はだれも罪の中に生きないことを、私たちは知っています。神から生まれた方が彼を守っていてくださるので、悪い者は彼に触れることができないのです。
19 私たちは神からの者であり、全世界は悪い者の支配下にあることを知っています。
20 しかし、神の御子が来て、真実な方を知る理解力を私たちに与えてくださったことを知っています。それで私たちは、真実な方のうちに、すなわち御子イエス・キリストのうちにいるのです。この方こそ、まことの神、永遠のいのちです。
21 子どもたちよ。偶像を警戒しなさい。
すべての人間にとって、決して避けることができないこと。それは「死」の問題です。善人だろうが悪人だろうが、健康な人だろうが病弱な人だろうが、長寿だろうが短命だろうが、結局誰一人として、死から逃れることはできません。 人類が神から離れ、罪が入り込んだ結果、『罪から来る報酬は死です。』(ローマ書6章23節)となったのです。
しかし、この箇所が意味する「死」は。所謂、肉体の死ではなく、魂の死(第2の死)の問題を扱っています。肉体の死が終わった後の、永遠の世界(死後の世界)の問題のことです。 すなわち、永遠の御国(天国)の祝福を預かることができるのか、それとも永遠の刑罰(地獄)が待っているのか。
キリスト教信仰の神髄は、死んだ後に明確な答えを持っていることです。即ち、神の御子イエス・キリストを自らの罪の身代わりに十字架にかかって死んでくださり、しかし、三日の後によみがえって下さったと信じる信仰によって、罪から解放され義とされて、永遠のいのちを持つことができるということです。信じる者達は神が罪の支配、悪い者(サタン)の力から守って下さるのです(18節)。
死に至る罪を犯す者とは、人々を神の支配から引き離そうとするもの、イエス・キリストの恵みと憐れみの世界から、人々を引き離そうとする勢力のことを意味します。信じるあなた方は、その悪しき勢力を警戒し、また守られるようにと、ヨハネは願っているのです。どうぞ真実はお方であり、永遠のいのちの源である主イエス・キリストから離れないでください。
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